旧式のOS、ブラウザでご利用になっています。
最新のOS、ブラウザにアップデートしてください。

カルボニル基のアセタール系保護基

Acetal Protective Group

002010-001.png

カルボニル化合物の保護目的には、アセタールとして保護することが一般的。保護は酸性条件下行われる。還元条件、塩基性条件、求核剤、非酸性酸化剤には安定。

本記事はWEBに混在する化学情報をまとめ、それを整理、提供する化学ポータルサイト「Chem-Station」の協力のもと、ご提供しています。

Chem-Stationについて

反応機構

アセタール保護反応は可逆であり、反応を完結させるためにはアルコールを過剰に用いたり、副生する水を除去する工夫が必要となる。

002010-002.gif

カルボニルの反応性の順列はおよそ以下のとおり。

002010-003.gif

反応例

Saxitoxinの合成[1]:ハードルイス酸もしくはブレンステッド酸の親和性・活性化能はO>Sである。これを利用すれば、O-アセタールからS-アセタールへと一段階で掛け替えが可能。

002010-004.gif

野依法[2]:TMSOTfを触媒として、シリルエーテルとカルボニル化合物を反応させると、アセタール・ケタールが高収率で得られる。極低温でも反応が進行する強力な条件。副生するジシロキサン(TMSOTMS)が安定で反応性に乏しいため、逆反応は起こらず、速度論的支配下で保護が行える。

002010-005.gif

大寺触媒を用いる方法[3]:以下に示すジスタノキサン触媒は強酸に不安定な基質にも用いることができる。穏和なルイス酸としてカルボニルを活性化するとともに、スズアルコキシドを生成し求核能を高めるという共同作用を行っている。また、脱水装置も不要である。

002010-006.gif

アルデヒド存在下におけるケトンの選択的アセタール化[4]:ジメチルスルフィド-TMSOTfで処理したあとに野依法を行う方法が知られている。

002010-007.gif

実験手順

エチレングリコールアセタール保護[5]

002010-008.gif

実験のコツ・テクニック

もっともポピュラーな保護基を以下に挙げる。6員環アセタールは5員環アセタールよりも加水分解速度が速い。

002010-009.gif

※チオアセタールの脱保護は主に次の3通りが知られる。①メチル化→加水分解 ②酸化(超原子価ヨウ素など)→加水分解 ③水銀(II)による加水分解


【参考文献】

[1] Tanino, H., Nakata, T., Kaneko, T. and Kishi, Y. : J. Am. Chem. Soc., 99, 2818 (1977).
[2] Noyori, R., Murata, S. and Suzuki, M. : Tetrahedron, 37, 3899 (1981).
[3] Otera, J., Dan-oh, N. and Nozaki, H. : Tetrahedron, 48, 1449 (1992).
[4] Kim, S., Kim, Y. G. and Kim, D. : Tetrahedron Lett., 33, 2565 (1992).
[5] Daignault, R. A. and Eliel, E. L. : Org. Synth., 5, 303. (1973)

製品一覧

品名容量希望納入価格(円)コードNo.
Ethylene Glycol 100mL 1,200 054-00983
Ethylene Glycol 500mL 1,500 058-00986
Ethylene Glycol 3L 5,650 058-00981
Ethylene Glycol 18kg 見積り 054-00988
1,2-Ethanedithiol, 98+% 25g 5,630 L12865
1,2-Ethanedithiol, 98+% 100g 14,590 L12865
1,2-Ethanedithiol, 98+% 500g 58,240 L12865
1,2-Bis(trimethylsiloxy)ethane 25g 9,000 024-18212
1,2-Bis(trimethylsiloxy)ethane 100g 25,000 026-18211
Propylene Glycol 500mL 1,650 164-04996
Propylene Glycol 18kg 見積り 162-04997
  • ・掲載内容は、2018年10月時点での情報です。法律および最新情報は、コードNo.をクリックいただきご確認いただけます。
  • ・掲載されている試薬は、試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
  • ・表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • ・表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。最新価格は、本ページ一覧表中のコードNo.をクリックいただくか、siyaku.com(http://www.siyaku.com/)をご参照下さい。

お問合せについて

お問合せ等につきましては、 以下「お問合せ窓口」 からお問合せください。
また、お客様から寄せられた「よくある質問」を掲載しています。お問合せの前に一度ご確認ください。